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【東京】

井の頭池、3度目かいぼり 増えた在来種 劇的に生態系回復

水槽に展示された生物の説明を聞く来園者=三鷹市で

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 都立井の頭恩賜公園(武蔵野市、三鷹市)で十三日に始まった井の頭池での「かいぼり」には、市民ボランティア「おさかなレスキュー隊」の子どもたちなど百人以上が参加し、冷たい池に入って魚取りに挑んだ。二〇一三年度、一五年度に次いで三度目の今回は予想以上に在来種が多く、順調に水質浄化と生態系の回復が進んでいることをうかがわせた。

 「コイつかまえた」「エビもゲット」と子どもたちの歓声が上がる。顔を泥だらけにしながら「スッポンもいたよ」と言う表情は誇らしげだ。約二時間の魚取り。子どもたちは成果が気になる様子で、スタッフに「全部で何匹ぐらいかな」と質問を浴びせていた。

 捕獲した魚などはその場で在来種と外来種に分けて体長などを記録。作業していた市民ボランティア「かいぼり隊」の渡辺博さん(43)=杉並区在住=は「今のところ、八割以上がテナガエビ、ナマズ、ギンブナなど在来種。一回目当時はほとんどが外来種だったから、生態系の回復は明らか。ここまで劇的に変わるとは」とうれしそうに語った。

 過去一、二回目で捕獲された大型の外来魚は今回は見つからなかった。しかし、ブルーギルなど小型のものは捕獲された。池の脇に設けられた展示コーナー「かいぼり屋」では、捕獲したばかりの魚を水槽で展示、隊員たちが解説した。魚取りは十四日以降も行われ、水を完全に抜いた後、今月末から三月初めまで、池の底を天日干しにする。 (鈴木貴彦)

 

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