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【東京】

障害者、LGBT…多様性社会目指し 渋谷で催し

違いを認め合うことの大切さについて話す伊是名夏子さん(左)と松中権さん=渋谷区で

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 障害や性などの違いを認め、尊重する多様性社会を目指す催しが十三日、渋谷区で開かれ、電動車椅子での生活を本紙に連載中のコラムニスト伊是名(いぜな)夏子さん(35)と、LGBTなど性的少数者の課題に取り組む松中権(ごん)さん(41)がトークショーに登場した。二人は「違いを認め合い、行動することが大切」などと語った。 (奥野斐)

 催しは「しぶやフォーラム2017」と題し、実行委員会と区の共催。「ちがいをチカラに、そしてカタチに」をテーマに、障害のある子も同じ教室で学ぶ大阪市立大空小学校が舞台のドキュメンタリー映画「みんなの学校」を上映後、二人が語り合った。

 骨が折れやすい障害がある伊是名さんは、本紙生活面に「障害者は四つ葉のクローバー」を隔週日曜連載している。トークショーでは、現在の特別支援学校に通った小中学校時代を振り返り、習い事や文通を通じ地域の子どもと遊んだという。「地域とのつながりが大事。それをきっかけに安心して過ごせる場所が増えていくと思う」と話した。

 今は、四歳と二歳の育児を十人のヘルパーに支えられながらこなす。「ヘルパーは高校生からできる。障害者の家庭に入り、家事を一緒にすることで世界が変わるのでは」と提案した。

 松中さんはゲイ(男性同性愛者)を公表し、当事者の声を発信している。「皆が思っていること、やりたいことを共有し、輪を広げていきたい」と語った。

 二人が詩人金子みすゞさんの言葉「みんなちがって、みんないい」について語る場面も。「一緒に過ごすなかで違いを認め合わないといけない」と伊是名さん。松中さんは「そこで思考停止せず、違いを知った上で一緒に何かを始めるなど、行動に移すことが必要」と強調した。

 

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