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【東京】

「プロフェッサー講座」が10年 生涯学習「いなぎICカレッジ」

太陽のしくみについて分かりやすく語る日江井さん=稲城市で

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◆学長の国立天文台名誉教授・日江井さん 太陽と人間の関わり語る

 稲城市が主催する生涯学習講座「いなぎICカレッジ」で学長を務める国立天文台名誉教授の日江井栄二郎さん(86)=府中市=が二十八日、稲城市内で「太陽と私たち」と題して講演。太陽の構造や人の暮らしとの関わりについて話した。 (栗原淳)

 太陽物理学が専門の日江井さんは一九五五年に東京天文台(現国立天文台)に入って研究をスタート。長野・岐阜県境にあった乗鞍コロナ観測所長や明星大学長などを歴任した。

 この日は、高度な専門知識を学ぶ「プロフェッサー講座」がICカレッジ内に発足して十年になるのを記念した講演。「雪が天から降ってきた便りであるのと同様、光には宇宙の情報が詰まっている」と語り始めた日江井さんは、光の成分を分解して表示するスペクトルを解説しながら、皆既日食の観察や太陽を覆う高温の大気であるコロナの研究史と成果をたどった。

 また天体の消滅、生成過程でさまざまな元素が作られることを説明。「水素、炭素、窒素…。体の中の元素は星が作った。みなさんは星の子です」と話した。

 講演に聴き入っていた多摩市の小学五年生、佐伯静琉(しずる)さん(11)は「太陽で生まれたニュートリノが地上でも観測されていると知って驚きました。将来は宇宙物理学を研究したい」と目を輝かせていた。

 

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