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【東京】

杉並で「銭湯ぐらし」成果報告会 ライブ企画で浴場沸いた

プロジェクトの成果を報告する平松さん(左)=杉並区の「小杉湯」で

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 若者たちが銭湯の隣にある風呂なしアパートに住みながら、銭湯の活性化策を実践するプロジェクト「銭湯ぐらし」の成果報告会が二十八日、舞台となった杉並区の銭湯「小杉湯」であった。アパートの一室を使った外国人の宿泊利用や、営業開始前の音楽イベントなど集客アップにつながった事例が紹介された。

 プロジェクトは、二月に解体されるアパートの全十二室が昨年一月に早々と空室になったことから、小杉湯の三代目平松佑介さん(37)らが発案。建築家やミュージシャンなど一芸に秀でた九人が入居し、家賃は無料で住む代わりに、銭湯を舞台に特技を生かした企画を実現してもらった。

 銭湯の営業前に月一回ほどのペースで行った有料の浴場ライブでは、二十〜三十代の若者らが来場。ライブ後の入浴につながった上、「親近感が湧いた」「ライブ以外の銭湯でのイベントをやってほしい」などの声が相次ぎ、イベント会場としての利用価値が実証されたという。

 アパートの一室をゲストハウスとして外国人らに提供する試みも「銭湯文化に触れられた」と好評だった。

 この日の報告会でマイクを握った平松さんは、フリーランスの増加など働き方が多様化する中で「仕事のオンとオフを切り替えるみたいに銭湯の使われ方も変わっていくのでは」と将来像を語った。入居したメンバーたちも、ほぼ毎日銭湯に漬かる生活を送り、「生活のリズムを整えられた」「創作活動の息抜きになった」と経験談を披露した。 (川田篤志)

 

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