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【東京】

<23区の予算案>杉並区 <23区の予算案>文京区

「未来への道を拓くステップアップ予算」と名付けた予算案を説明する田中良区長

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◆杉並区 耐震診断と改修に助成

 首都直下地震に備え、木造建築物の耐震診断と耐震改修工事の助成に、千五百四十万円を盛り込んだ。区によると、「新耐震基準」の木造建築物の耐震改修工事への助成は都内で初。

 対象は、新耐震基準が適用されていた一九八一年六月から二〇〇〇年六月までに建てられた木造建築物。六十五歳以上や障害のある居住者など災害弱者、地震保険加入者らには、耐震改修工事で最大百万円を助成するほか、耐震診断の簡易診断を無料に、精密診断は最大十万円を助成する。

 二〇年の東京五輪・パラリンピックの事前キャンプを、永福体育館や上井草スポーツセンターに誘致するため、パンフレット作製費に七十万円を計上した。

 郷土博物館で十一月、清朝最後の皇帝溥儀の弟・溥傑(ふけつ)と結婚した嵯峨浩(ひろ)の特別展を開く。博物館の敷地に浩の祖父が住んでいた縁があるためで、手紙やはがきを公開する。経費として二百八十万円を盛り込んだ。

 一般会計は総額千七百九十九億二千七百万円で、前年度比1・1%増。田中良区長は「総合計画の第二段階の『ステップ』の最終年度。飛躍へ節目の予算を組んだ」と説明した。(山田雄之)

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◆文京区 こども宅食 600世帯に拡大

子どもの貧困対策などに計上した予算案を説明する成沢広修区長

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 子どもの貧困対策を拡充し、九千三百四十五万円を計上した。ふるさと納税が財源の「こども宅食プロジェクト」では、食料を無料で宅配する対象世帯を前年度比四倍の六百世帯に拡大。ひとり親家庭の保護者が低額で利用できるベビーシッター派遣では、利用上限回数などを引き上げる。

 災害発生時、誰もが戸惑うことなく避難所を開設できるよう、その手順や掲示物を収納した「避難所開設キット」を全避難所三十三カ所で導入するため、五百八十一万円を計上。訓練で使うほか、事前に住民らへのワークショップも開き、その実効性を高める。

 文京スポーツセンターがリニューアルオープンする六月には、五輪・パラリンピック競技などの体験イベントを開催。ホストタウンとして、ドイツの食や文化も紹介する。

 小学校改築や再開発事業助成などの投資的経費や保育園の定員増による扶助費の増加で、一般会計総額は過去最高の九百六十六億四千七百万円。初めて九百億円超となった。成沢広修(ひろのぶ)区長は「住み続けたいと実感できる区政を目指す」と話した。(中村真暁)

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