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【東京】

車いす直し海外へ 荒川工定時制 ボランティアの輪広がる

荒川区自転車商小売組合連合会の人(中)の説明を受けながら、車いすの整備をする生徒たち=都立荒川工業高校で

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 アジアなどの子どもたちや高齢者に使ってもらおうと荒川区南千住の都立荒川工業高校定時制課程の3年生14人が、使われなくなった車いすを整備している。地元の自転車屋さんも技術的アドバイザーとして協力するなど活動の輪が広がっている。 (中村真暁)

 全国の工業高校生らが車いすを修理し、タイやインドネシア、ネパールなどに贈る事業「空飛ぶ車いす」の一環。同校では昨年度から授業に取り入れている。二年目となる本年度は授業で活動が始まった昨秋以降、区内の福祉施設などで使われなくなった車いす六台ほどを修理した。

 先月下旬の授業でも、持ち込まれた車いす四台の修理を手掛けた。部品を分解したり、さびを拭き取ったり。馬場航(わたる)さん(18)は「普通の授業と違い、誰かのためにボランティアをするのは貴重な経験。使う人のことを思うとやる気が出る」と目を輝かせた。

 この日は、荒川区自転車商小売組合連合会の三人が生徒たちをサポート。「作業が速くなったな」「きれいにできてすごいよ」と声をかけながら、手順の手本を見せていった。新井茂会長(79)は「使う人の気持ちになれる思いやりの心をもってもらえれば」とほほ笑んだ。

 事業をコーディネートする日本社会福祉弘済会(墨田区)によると、国内では年間五万台以上の車いすが廃棄されている。

 

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