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【東京】

「一票」の大切さ学ぶ 足立の特別支援校で「代理投票」を体験

補助者役の職員の支援を受け代理投票を体験する生徒(右)=足立特別支援学校で

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 知的障害者が通う都立足立特別支援学校(足立区花畑七)で十四日、実際の選挙と同じ環境と手順で投票する生徒会役員選挙があった。文字が記入できない有権者のために補助者が代筆する「代理投票」も今回から初めて体験に加えられ、生徒たちは一票を投じる大切さを学んだ。

 経験を積むことで実際の投票につなげる狙いで、今回で三回目。区選挙管理委員会の協力で、会場となった体育館には本物の記載台や投票箱が設置された。

 あいにく定数を超える立候補者がおらず、高等部普通科の生徒約百三十人は投票用紙を受け取った後、会長、副会長、書記にそれぞれ立候補した生徒の名前を記入。投票箱に一票を投じる一連の流れを体験した。

 重度の障害で代理投票を選んだ生徒は、補助者役の職員が付き添って支援。記載台に書かれた立候補者名を指さすなどして、投票の意思を伝えた。

 高橋馨校長は「初めての場所や知らない人と接するのが苦手な子が多く、今回、緊張感のある雰囲気で体験できたことは必ず今後に役立つ」と期待した。

 区選管の職員十人も障害者支援のあり方を学ぶため参加した。土屋亘弘事務局長は「意思表示をするまで、補助者はせかさずにじっくり待つことが大切だと実感した。実際の選挙でも生かしたい」と話した。 (川田篤志)

 

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