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【東京】

口と足で表現 世界の芸術家たち 障害ある画家 50作品を展示

会場実演で、口に絵筆をくわえて作品を描く梅宮さん=荒川区で(区提供)

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 荒川区の複合施設「ゆいの森あらかわ」(荒川二)で二十五日まで、絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」が開催されている。病気や事故で手の自由を失った障害のある国内外の画家が、口や足に絵筆をとって描いた五十点の作品を展示。会場で実演も行われている。

 区内に本社がある三菱電機ビルテクノサービスの主催。「口と足で描く芸術家協会」に所属する日本人十七人、欧米やアフリカ、アジアなど海外の二十二人が、油彩、水彩、アクリル画などの作品を寄せた。

 出展者の一人、区内出身で埼玉県在住の梅宮俊明さん(51)は、口でどのように油彩画を描いているかを会場で披露。梅宮さんは、十九歳の時に自動車事故で四肢マヒとなり、一九九七年、社会福祉協議会の絵画教室に通い始めた。二〇〇六年に作品展に初出展し、「全国肢体不自由児・者父母の会連合賞」を受賞。一一年にはさいたま市で初の個展を開いた。

 「初めて描いたのは、車いすに乗るようになって初めて行ったハワイの砂浜の光景。一年を費やして描ききったときに、とても達成感があった」と梅宮さん。「口や足で描くといっても、絵を見ただけでは『すごい』『信じられない』で終わってしまうかもしれない。画家によって描き方のスタイルもさまざま。ぜひ私たちが描いている様子を実際に見てほしい」と話す。実演は二十四日にも実施される予定。

 入場無料。午前九時半〜午後八時半(最終日は午後五時)。都電荒川線「荒川二丁目」停留場下車徒歩一分。問い合わせは主催事務局=電080(1024)4902=へ。(井上幸一)

 

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