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【東京】

荒川区制85周年で記念ミュージカル 地域の宝 再発見

ミュージカルに向けて、工具などを手に練習を重ねる参加者ら=荒川区で

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 荒川区制八十五周年を記念したミュージカルが完成した。区民有志による「あらかわ宝物さがし物語〜パート2」。当たり前にある地域の文化や人のつながりから、宝物を再発見しようという内容だ。

 「よいしょ」「こらしょ」「よーいしょ!」

 二月下旬、小学一年生から七十代まで約六十人が、威勢よく、けいこに励んだ。「荒川はものづくりの街」を歌う場面では、ハンマーやレンチなど、工場で使われた工具を振り上げ、迫力満点。区立第三瑞光小学校六年の斉藤美希さん(12)は「練習を通じて海外のパティシエが、荒川で作った調理器具を使っていると知った。地元を誇りに思う」と話した。

 荒川をテーマにしたミュージカルは、区制八十周年の五年前も作った。第二弾となる今回の作品は、俳句に関する曲目を追加したり、編曲を変えたりして、より現在の荒川らしさが感じられるよう進化させたという。

工場で作ったオリジナルの打楽器を演奏する寺本建雄さん=荒川区で

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 演出や音楽は前回に続き、数々のミュージカルを手掛けてきた寺本建雄さん(71)=小平市=が担う。区内を歩き回り、地元の人と交流を深めて舞台の構想を練ってきた。打楽器の中には、工場の人と一緒に金具を組み合わせて作ったものもある。劇中で披露する十六曲には、もんじゃ焼きなど、地域ゆかりのテーマが盛り込まれている。

 荒川の宝として、労働者の勤勉さやおせっかいなおばさんなどを挙げる寺本さん。「出演者はもちろん、観客みなが荒川が大好きになり、誇りに思えるミュージカルに」と力を込める。前回の公演後は「面白い」「参加したい」との反響があり、実行委員会幹事長の小林清三郎さん(73)は「子どもも大人も参加し、人間関係を深める機会にもなっている」と語る。

 公演は二十五日。サンパール荒川(荒川一)で午後一時、五時からの二回。小学生千五百円、中高校生二千円、大人三千円、親子(大人と小中高校生のペア)四千円。チケットは、サンパール荒川や町屋文化センターなどで扱う。

 問い合わせは、実行委(荒川区文化交流推進課内)=電03(3802)3111=へ。 

  (中村真暁)

 

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