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【東京】

芸術家集った「池袋モンパルナス」 アトリエの映像初公開

小熊秀雄の油彩画「夕陽の立教大学」(手前)などが並ぶ企画展=豊島区立郷土資料館で

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 一九三〇〜四〇年代に豊島区で形成された芸術家向けアトリエ付き貸家群「アトリエ村」に着目した企画展が、同区西池袋二の区立郷土資料館で開かれている。二十五日まで。アトリエ村で暮らした十人を取り上げ、小熊秀雄ら九人による絵画や彫刻、関連資料の計四十三点を展示。画家の桂川寛ら四人を含む五人のアトリエの映像(約四十五分)を初公開している。 (増井のぞみ)

 区によると、アトリエ村は、現在の豊島区西部の要町、長崎、千早などに建てられた。アトリエ村に多くの芸術家が集った空間は、詩人でもあった小熊がフランスの芸術の中心地になぞらえて「池袋モンパルナス」と名付けた。

 展示作品のうち、小熊が三五年に描いた油彩画「夕陽の立教大学」は、夕焼けに染まった校舎が幻想的だ。在日米軍立川基地の拡張に反対する砂川闘争の油彩画「砂川」は、戦後の五五年、桂川が手掛けた。

 会場にはまた、アトリエ村の様子を理解しやすいよう十分の一模型も常設展示している。小林未央子学芸員は「制作現場のアトリエと作品両方を見てほしい」と話す。

 入場無料。午前九時から午後四時半まで。十九、二十一日は休館。問い合わせは同区文化デザイン課ミュージアム開設準備グループ=電03(3980)3177=へ。

 

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