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【東京】

檜原村、地域おこしへ一役 江東から移住の佐藤さん協力隊員に

地域おこし協力隊員の(左から)小川さん、細貝さん、佐藤さん、松岡さん=檜原村で

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 人口減少や高齢化に悩む檜原村の本年度の「地域おこし協力隊員」に、渋谷区神宮前の雑貨店に勤めていた佐藤瑞恵(みずえ)さん(37)が加わった。江東区から移り住んで、自らが魅了された自然の豊かさや住民の温かさを村外にPRしていく。 (萩原誠、服部展和)

 山歩きや温泉が好きな佐藤さんは一昨年、初めて訪れた村内の温泉の魅力に取りつかれた。新潟県糸魚川市にある母の実家の風景に似た懐かしさも感じたという。散策中、「自然が好きなのか」「うち、そこだから遊びに来て」と声をかけてくる村の人の人柄の良さにも触れ、「この風景や人の魅力を残すために何かお手伝いできないか」と協力隊員に応募した。

 空き家の活用や、村外からの移住・定住希望者の呼び込みが業務となる。これまでの接客経験を生かし「空き家の所有者や地域の人と触れ合いながら、現状をどう思っているのかまず聞き出したい」と話す。

 村の協力隊員は、三年目の細貝和寛さん(24)、二年目の小川豪さん(23)、松岡賢二さん(30)と合わせて四人となった。

 坂本義次村長は二日、村役場で四人に委嘱状を渡し「PRすべきところに加え、変えた方がいいところも提案してほしい。共に魅力ある村にしていきたい」と呼び掛けた。

 細貝さんと小川さんは観光振興の担当。細貝さんは村民の暮らしの聞き書きなどをしており「観光に限らず、幅広い分野に生かせる材料に仕上げたい」、小川さんは「祭りや催しに足を運び、自然や文化を生かした観光施策づくりに役立てたい」と引き続き意欲を見せる。農業振興担当の松岡さんは「遊休農地対策などに力を入れたい。檜原の畑に街から人を呼び込めたら」と話した。

 地域おこし協力隊は、地域の活動の担い手を都市部から受け入れるため、総務省が二〇〇九年度に始めた制度。隊員は移住して課題解決に取り組む。任期は最長三年で報酬や活動費に総務省から財政支援がある。

 都内では島しょ部を除き、檜原村が一五年度から導入。奥多摩町も一八年度から一人を募集し、七月の採用を目指している。

 

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