東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

反捕鯨映画を反証「ビハインド・ザ・コーヴ」 神宮前で上映会とトークショー

トークショーで捕鯨を巡る歴史などを説明する八木さん=渋谷区神宮前で

写真

 和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に描いたドキュメンタリー「ザ・コーヴ」を反証し、捕鯨の歴史やその背景を描くドキュメンタリー「ビハインド・ザ・コーヴ」の上映会と八木景子監督のトークショーが、渋谷区神宮前の東京ウィメンズプラザであった。

 自然や環境をテーマにした映画祭「世界自然・野生生物映像祭」のプログラムの中で行われた。

 反捕鯨団体の活動を取り上げた「ザ・コーヴ」は二〇一〇年にアカデミー賞を受賞したが、町での隠し撮りや事実と異なる表現があり物議も醸した。八木さんは一四年、町に四カ月滞在して地元の声も聞き、一五年に映画を完成させた。

 八木さんは「ザ・コーヴは一方的で偏っていたので、現実をそのまま見せたかった。(私が日本人で、捕鯨が)日本の文化や伝統だから反証したのではない」と制作意図を説明。「世界で海の資源をどうするか見直したほうがいい」とも指摘し、すべての捕鯨に反対する主張に反論した。

 「ビハインド・ザ・コーヴ」は昨年八月にインターネットで百八十九カ国に配信された。日本沿岸部では縄文時代からクジラが身近な存在だったことに「驚いた」という感想が世界中から集まる。今年二月、英国のロンドン・フィルムメーカー国際映画祭で長編ドキュメンタリー部門最優秀監督賞を受賞した。

 嫌がらせもあるというが、八木さんは「映画は政治家よりも影響力がある。何があっても(上映を)やり抜く」と語った。映画は自主上映先も募っている。問い合わせは公式サイトへ。 (神谷円香)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報