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【東京】

故秋山駿さん寄贈蔵書 むさし野文学館、西東京・武蔵野大に完成

吹き抜けの天井まで届く書棚の前に立つ土屋忍教授(左)と水谷俊博教授=西東京市の武蔵野大学むさし野文学館で

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 「小林秀雄」「信長」などの著作で知られる文芸評論家、故秋山駿(しゅん)さん(一九三〇〜二〇一三年)から寄贈された蔵書などを収める「むさし野文学館」が、武蔵野大武蔵野キャンパス(西東京市新町)に完成した。今後、期間限定での一般公開も計画されている。 (鈴木貴彦)

 秋山さんは、同大学の前身の武蔵野女子大学文学部教授も務めた。文学館は、二階建ての研修施設「紅雲台(こううんだい)」の八畳和室などを改装して造られた。木製の書棚が二階までの吹き抜けにした天井まで届く。寝そべりながら本を読めるロフトなども設けた。

 約一万四千三百冊の本や資料の多くが、秋山さんと装丁家の妻法子さんが大学に寄贈した著作や国内外の文芸書籍、雑誌などだ。学生のゼミや展示会場として利用するが、研究目的での蔵書の閲覧、貸し出しにも応じていく。

 文学館を設計した工学部の水谷俊博教授(47)は「学生たちと話し合い、本の森の中にいるような、隠れ家風の書斎イメージにした」と説明する。設置を準備してきた文学部の土屋忍教授(50)は「将来は、大学や武蔵野にゆかりのある作品や作家の情報発信拠点に」と抱負を語った。

 二十二日には、同大の教壇に立った作家黒井千次さんらをゲストに迎え、関係者向けの完成記念シンポジウム「建築×文学」が開催される。

 

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