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【東京】

フィリピン避難民の子をチョコで生活復興支援 中高生ら企画・販売

販売しているチョコを持ち、支援を呼び掛けるメンバー=世田谷区で

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 都内の中高生を中心とするグループが、チョコレートの販売利益を、フィリピンで武装勢力から逃れた避難民の子どもたちに寄付する活動に取り組んでいる。例年、支援先を変えて続けているが、今回は販売数が伸びず、六月が賞味期限のチョコがまだ九百袋ほどあるという。メンバーは「一つでも多く販売して、支援を届けたい」と話している。 (奥野斐)

 グループは、認定NPO法人「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」(世田谷区)に参加する小中高校生約二十人。今回は、フィリピン南部ミンダナオ島で昨年発生した、政府軍と過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う武装勢力との戦闘により、避難した子どもらの生活の復興支援に充てることにした。

 昨年十月からチョコの企画を始め、包装デザインや袋詰め、販売も生徒たちでやってきた。チョコは菓子メーカーに協力を得て用意。クランチチョコレート三個入り一袋二百五十円(税込み)で、イチゴとミルクの二種類の味がある。一袋当たり百五十円を現地団体を通じて寄付する。寄付金は既に二十五万円に上るが、完売すればさらに十三万円を届けられるという。

 包装には、タガログ語で「笑顔」の意味の「Ngiti(ニティー)」とデザイン。「支援相手を想像してもらえるように」と、高校三年のメンバーが現地の男の子と女の子の絵を描いた。企画や袋詰めをした大浦晏奈(あんな)さん(17)は「現地の状況に関心を持ってほしい」。伊藤佳奈さん(17)は「小さいことだけれど、世界は変えていけると思う」と話す。唯一の小学生、坂口くり果さん(12)は「買った人も支援先も皆が笑顔になってくれたら」と願う。

 五月十九日、新宿駅近くのタカシマヤタイムズスクエアでの催し「食育マルシェ」(午前十時半〜午後七時半)で販売。団体のホームページ(団体名で検索)でも購入できる。問い合わせは事務局=電03(6321)8948=へ。平日午前十一時〜午後四時。

 

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