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【東京】

多彩 浮世絵のねこ 八王子で企画展 国芳、広重ら149作品

猫を題材にした浮世絵が並ぶ会場=八王子市で

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 歌川国芳や歌川広重など江戸時代から明治時代にかけて活躍した人気の浮世絵師らが猫を題材に描いた作品を紹介する「浮世絵ねこの世界展」が八王子市八日町の市夢美術館で開かれている。五月十三日まで。さまざまな猫の姿に浮世絵師の個性が表れており、来場者の目を楽しませている。 (萩原誠)

 猫を描いた多くの浮世絵作品を残した国芳、「名所江戸百景」の中に猫を描いた広重、美人と一緒に猫を描いた歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉などの作品百四十九点が並ぶ。ありのままの姿を描いた写実的な作品、歌舞伎を演じるなど人間のようにパフォーマンスを演じる猫を表現したものなど多彩だ。

 猫が大好きと言われている国芳の作品は、普段から生態を観察していたようで豊かな表情を見せる。さまざまなポーズをしている猫を組み合わせて「なまづ」という字を表現した作品、壁に落書きをしたような歌舞伎役者たちの似顔絵に交じって手ぬぐいをかぶって踊る猫を描いた作品など、表情と動きの愛らしさが目を引く。

 子どもたちが切り取って遊ぶおもちゃ絵も紹介。絵の中では、猫が人間のように暮らしていて、長屋での生活の様子や花見、運動会などにぎやかな様子が伝わってくる。学芸員の梅田真代さん(35)は「バラエティーに富んでいる猫の姿を見に来てほしい。さらに浮世絵にも親しんでもらえれば」と話している。

 午前十〜午後七時。五月一、七日休館。観覧料は一般六百円、小学生以上の学生と六十五歳以上三百円、未就学児無料。問い合わせは同美術館=電042(621)6777=へ。

 

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