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【東京】

深大寺再建、文書が語る きょうから 家康の寄進状など展示

家康から送られた「寄進状」を説明する菱沼さん=調布市の深大寺で

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 奈良時代の733(天平5)年創建とされ、都内では浅草寺に次ぐ歴史を有する調布市の深大寺(じんだいじ)本堂が大正時代に再建されて100年になるのを記念し、寺が所蔵する中世から近代までの文書資料などを展示する「本堂再建と深大寺文書(もんじょ)」が3日から本堂で始まる。徳川家康が寺領を安堵(あんど)(承認)した証しである「寄進状」など初公開の文書が並ぶ。 (栗原淳)

 寺は、主に江戸時代以降の文書約四千点を所蔵しており、本年度から資料の調査を本格化。今回は、幕末の一八六五(慶応元)年に本堂や元三(がんざん)大師堂などを焼いた火災と本堂再建にかかわる文書六点、仏具など五点を展示している。

 「深大寺焼失諸記」には、火元が庫裏(くり)台所であったことなど火災の詳細が記録されている。

 出火当時、寺が何よりも先に持ち出したという一五九一(天正十九)年の「徳川家康寄進状」。家康が深大寺に五十石の寺領を寄進することが明記され、家康の花押も確認できる。

 また、再建が遅れていた本堂が一九一八(大正七)年に完成するまでを記した工事報告などもある。

 同寺の菱沼沙織学芸員(30)は「深大寺文書の調査が進めば、寺のみならず地域史の新発見につながるかもしれない」と話している。

 十五日まで。観覧料三百円。高校生以下無料。問い合わせは深大寺=電042(486)5511=へ。

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◆境内で防災コンサートも

 調布市の深大寺で2日、恒例の「ナンジャモンジャ防災コンサート」が開かれ、参詣者らは東京消防庁音楽隊の管楽器や打楽器の演奏に聴き入った。

 「ナンジャモンジャ」と呼ばれる境内のヒトツバタゴの開花時期に合わせ、防災の啓発を兼ねて同寺と調布消防署が開いている。今年は30回目を記念し、同庁カラーガーズ隊が参道で息の合った旗さばきを演じた。

 今年は花がすでに散り、新緑をめでながらのコンサートになったが、「ドレミの歌」「春の小川」などの童謡からポップソングまで幅広いレパートリーを広い境内に響かせた。 (栗原淳)

 

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