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【東京】

北海道天塩町の公認インスタグラマー 中央区の主婦・ナヲさん

焼き上げたラム肉の塩釜焼きを取り出すナヲさん=中央区で

写真

 手料理の写真が人気を集めインスタグラムのフォロワーが約6万人いる都内の主婦が、北海道の小さな町の「公認インスタグラマー」に就任した。町の食材を使ったオリジナル料理の写真をインスタグラムに載せて発信する役割を担う。家庭の食卓を考える主婦に町の魅力発信の一翼を担ってもらう、ユニークな試みだ。 (神谷円香)

 一歳の息子を育てる中央区の主婦ナヲさん(34)は三月から北海道北部の人口約三千人の天塩町(てしおちょう)の公認インスタグラマーを務める。天塩町は日本海沿岸にある、漁業と酪農の町。母親が旭川市出身で、北海道には幼いころから親しみがあったという。

 四月中旬、春の旬の食材が自宅に届き、ナヲさんは初仕事に取り掛かった。初めて見る、海岸に自生するという山菜のハマボウフウは、肉厚のホッキ貝とあえてみた。ラム肉は塩釜焼きにし、ホッキ貝は炊き込みご飯にすると汁がたっぷり染み込んで絶品だった。

 ワンプレートに盛り付けて載せた写真には、約三千件の「いいね!」が集まり、「町に興味を持った」というコメントも多かったという。

 ナヲさんは、町の地域おこし協力隊採用などで連携する人材サービス会社「ビズリーチ」(渋谷区)の求人サイトで公認インスタグラマーのことを知って応募した。任期は二〇一九年三月まで。四季ごとに旬の食材の料理を投稿するほか、都内でイベントを開く計画もある。

 「地方には良い物があるが広報がうまくない」と同町の斉藤啓輔副町長(36)。「(ナヲさんには)新たな視点でメニューを考えてくれるのでは」と期待する。

 実はナヲさん自身、町を訪れたことはない。いつか訪れたいと思いながらアイデアメニューに工夫を凝らす日々。「インスタを見て食材を取り寄せたいと思ってもらえたらうれしい」と話している。

 ナヲさんのアカウントは、@nwoszkで検索。

 

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