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【東京】

金箔の赤穂浪士 世界に「出陣」 武士の精神、加工技術を乗せて

赤穂浪士の原画と金箔シールを手にする大浄さん=中央区京橋で

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 江戸の文化や芸術にこだわりを持ち、その気風を残す中央区京橋にアトリエを構えて創作活動をしているアーティスト大浄空(だいじょうあき)さん(37)が、デンマークのギャラリーで六月の一カ月間、個展を開く。展示するのは赤穂浪士を金箔(きんぱく)細工で表現した作品。「日本にしかない武士道精神や金箔加工の技術を世界に発信したい」と意気込んでいる。(松村裕子)

 大石内蔵助、堀部安兵衛ら赤穂四十七士の個性を表現したイラスト原画を制作。金箔加工職人に協力してもらい、一人ずつ金箔でカードサイズ(縦九センチ、横五センチ)のシールに仕上げた作品を展示する。江戸時代にはやった扇子や浮世絵などに通じるコンパクトアートで、「エコでシンプルだった江戸の文化をあらためて紹介したい」と言う。和風の額装を施して現地販売も行う。

 デンマークのギャラリー関係者とは二年前、隣国スウェーデン留学時に立ち寄って知り合った。個展開催の話が持ち上がった際、赤穂浪士のテーマが浮かんだという。

 四十七士の物語は米国映画などを通じてデンマークでも知られているという。「主君を思って行動した武士の心を伝えたいと考えた」

 大浄さんは昨年と今年の四月、四十七士ゆかりの泉岳寺(港区高輪)の義士祭でアートパフォーマンス(公開作品制作)を披露しており、その際に生み出した四十七士の絵(縦一・四メートル、横三メートル)も展示する。デンマークの会場には自ら足を運ぶ予定で「海外の人たちと触れることで新しい刺激を受けたい」と期待している。

 

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