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【東京】

江戸 隅田川の夏に浸ろう 鳥居清長らの浮世絵 55点紹介

鳥居清長「真崎の渡し舟」(回向院提供)

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 江戸時代の美人画家、鳥居清長(一七五二〜一八一五年)らが隅田川の夏の風情を描いた浮世絵を紹介する「二日間だけの鳥居清長と隅田川の夏展」が十九、二十の両日、墨田区両国にある、清長ゆかりの寺院「回向院」で開かれる。(飯田克志)

 清長は葛飾北斎、写楽ら六大浮世絵師の一人。「江戸のビーナス」と呼ばれる八頭身の美人画で知られる。亡くなると回向院に埋葬された。

 会場の念仏堂には、清長ら浮世絵師による、当時の観光名所だった隅田川の夏を楽しむ人々などの肉筆画や版画、合わせて五十五点が並ぶ。清長の描いた、隅田川の渡し舟に乗る華やかな女性二人の情景「真崎の渡し舟」や、初代歌川広重(一七九七〜一八五八年)の作品、両国橋の上の夜空を花火が彩る「名所江戸百景 両国花火」などを展示する。

 回向院にあった清長の墓は、関東大震災や戦災などで所在が分からなくなった。没後二百年の節目を前にした二〇一三年、境内に碑が建立された。この年から清長忌を営む五月か六月に、清長の展覧会を開催している。本多将敬副住職(42)は「絵師によって生き生きと描かれた隅田川の夏を楽しんでほしい」と話している。

 入場無料。午前十時〜午後五時(最終入場は同四時半まで)。JR両国駅西口から徒歩三分。問い合わせは回向院=電03(3634)7776=へ。

 

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