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【東京】

小笠原返還50周年シンポ さかなクンPR大使に任命

小池知事(中央)から小笠原諸島PR大使に任命され、島の魅力などを話すさかなクン。右は小笠原村の森下村長=都議会議事堂で

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 小笠原諸島(小笠原村)が米国から返還されて6月で50周年となることを記念したシンポジウムが24日、都議会議事堂の都民ホールで開かれた。研究者らが戦争に翻弄(ほんろう)された島の歴史を振り返り、将来像について議論した。 (榊原智康)

 都民ら二百五十人が参加。小池百合子知事も出席し、タレントで東京海洋大客員准教授のさかなクンにPR大使の任命書を手渡した。

 十年ほど前に小笠原を訪れたというさかなクンは「海がとにかくきれいで、すてきな魚もいっぱいいる」と魅力を語った。

 基調講演では、明治学院大の石原俊教授が島の歴史を紹介。

 戦後は欧米系島民約百三十人が先に帰島し、それ以外の旧島民は返還まで帰れなかったことに触れ「現在の繁栄の背景には複雑な歴史があり、島民の苦難があったことを知ってほしい」と呼び掛けた。

 東海大の山田吉彦教授は、小笠原が日本の排他的経済水域の三分の一を確保する拠点になっていると指摘。海底にはレアメタル(希少金属)なども豊富にあるとし、資源面からも魅力的な島だと説明した。

 振興策などをテーマにしたパネル討論では、森下一男村長と両教授らが意見交換した。「欧米系島民らを活用し、英語に力を入れた教育の島を目指す」「年一便でもいいので島のさらに南のサイパン方面に向かう航路を設ける」などのアイデアが出た。

 小池知事は「美しい自然だけでなく、歴史や文化、地理的な重要性について理解を深め、島のさらなる発展を考える機会にしてほしい」とあいさつした。

 

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