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【東京】

ターゲット・バードゴルフ 高齢者らの人気の的

傘を逆さに開いた形状のホールに向けてショットする女性プレーヤー=八王子市の戸吹スポーツ公園で

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 主な道具は羽根つきボールとクラブ一本。近所の公園で楽しめる手軽さも魅力の首都圏発祥のスポーツ「ターゲット・バードゴルフ」が高齢者を中心に人気を集めている。中でも都内は競技人口約二千人と全国の都道府県で最多。その魅力を探ろうと大会会場を訪ねてみた。(鈴木遍理)

 五月十五日、八王子市の戸吹スポーツ公園で開催された「都公認指導者大会」。男性百二十二人、女性四十五人の計百六十七人が参加する大イベントだ。平均年齢七十四歳、最高齢は九十三歳の男性だった。

 参加者の一人、八王子市の五十嵐美佐子さん(71)は六十歳から続けるベテラン。「外で体を動かすのは気持ちいいし、男性プレーヤーがすごく紳士的で楽しい」と夢中だ。

 一九六九年、埼玉県川口市のゴルフ愛好家が考案したという。金属製クラブ一本とバドミントンのような羽根がついたプラスチック製のゴルフボールを使い、傘を逆さまに開いた形の「ホール」に入れるまでの打数で競う。18ホール、パー72のルールもゴルフと同じで一試合二時間ほど。男性でも飛距離は二十五メートルほど。サッカーコート半分ほどの場所があれば競技可能だ。

 ショットの技術だけでなく、状況分析や相手との駆け引きなど奥の深さもゴルフ並み。

 参加男性の一人は「風が右から吹いているからOBに気を付けよう」などと戦術を口にし、クラブを振っていた。

 都ターゲット・バードゴルフ協会の伊藤英彦理事長は「体力的な問題で本格的なゴルフをやめた人も、ゴルフ未経験者も参加してほしい。頭を使うので認知症予防にも役立ちます」とアピールする。

 課題は、公園や校庭など会場の確保という。クラブが当たる危険性を懸念し、公共の会場を借りられないケースがある。伊藤理事長は「安全対策は万全なので競技の魅力とともに理解を広めていきたい」と話していた。

 

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