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【東京】

お年寄りの外出、支え合い 施設車両で地域ぐるっと 町田で計画進行中

社会福祉法人の送迎車両。お年寄りの日常の移動手段に期待されている

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 高齢化が進む町田市西成瀬の鞍掛台地区。住民らがお年寄りの買い物や外出など日々の生活を支えるため、自発的な努力で地域を循環する車を走らせるプロジェクトを打ち出し、実現に向けて熱心に議論を続けている。 (栗原淳)

 同地区は丘陵の斜面に住宅が並び、二千五百人あまりが住む。スーパーなどがあるバス通りまで、遠い住民で一キロほど歩かなくてはいけない。八十歳以上のお年寄りも多い。

 自治会、老人ホーム、介護施設関係者ら民間主体のメンバーがことし一月、「鞍掛台買い物・移動支援プロジェクト」の準備会を発足させた。お年寄りの日常生活を支えるため、朝夕に使用される地域のデイサービス所有の送迎車両数台を空いた日中に使えないか、というアイデアだ。

 地元の高齢者支援センター相談員でプロジェクトリーダーの安達聡子さん(56)は「お年寄りがいつまでも住み慣れた街に住んでほしい。支え合いの街づくりです」と企画の狙いを語る。

21日の会合では、送迎サービスへの保険適用について保険代理店の担当者(左)から説明を聞いた=いずれも町田市で

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 これまでの議論で、(1)安全面から施設のドライバーに頼む(2)住民が搭乗の受付窓口になる(3)利用者から少額を徴収してガソリン代などに充てる(4)公的助成金を活用する…などを決めた。自動車保険などクリアしなくてはいけない課題は多いが、年度内の実現をめざしている。

 川崎市麻生区で社会福祉法人が同様のサービスを展開しているが、地域住民主体の取り組みとしては近隣で例がないという。町田市は、交通の便を改善する新たなモデルとして注目している。

 

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