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【東京】

園児ら田植え 今年も 天栄村(福島)と交流重ねる

泥だらけになりながら田植えをする園児たち=八王子市で

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 福島県天栄村の農家と交流している八王子市裏高尾町の「みどり幼児園」で二十九日、田植えが行われた。園児たちは恐る恐る田んぼに足を踏み入れ、福島県産の種もみから育てた苗を植えていた。

 園舎西側の十五平方メートルほどの田んぼに三十センチごとに赤い目印をつけたロープを張り、村から手伝いに来た吉成邦市さん(59)ら四人の生産者が「赤いところに合わせて植えていってね」と説明。泥だらけになって苗を植える子どもたちの姿に、吉成さんは「収穫まで稲の成長を見守ってくれるのは素晴らしいこと」と目を細めた。

 同園は、二〇一二年に天栄村の米作りについての講演会を開いて以来、生産者と交流を続け、一四年からは毎年、保護者がつくった田んぼで村の苗を使った稲作をしている。

 吉成さんらは、東京電力福島第一原発事故による放射能を稲に吸着させない栽培方法を研究、一一年秋から「放射能汚染ゼロ」の米作りに成功した。しかし、福島県産米の風評被害は続いているといい、吉成さんは「こうしてコミュニケーションを取りながら、互いに理解していくことが大切」と力を込めた。 (萩原誠)

 

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