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【東京】

ホテル客室 14の「柴又」 葛飾、アーティストが創作

Keeenue(キーニュ)さんの手掛けた部屋=葛飾区で

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 葛飾区柴又のホテル「SHIBAMATA FU−TEN(シバマタ・フーテン)」が、客室の中にいても柴又が感じられる「アートルームプロジェクト」を進めている。 (飯田克志)

 柴又には、柴又帝釈天(題経寺)や下町風情の残る街並み、矢切の渡し、人気映画「男はつらいよ」の寅(とら)さん記念館などがある。観光地だが、都心に近いこともあり観光客の滞在はあまり長くない。

 フーテンは二〇一七年三月、区の旧職員寮を改修してオープン。プロジェクトは、いろいろな世代の人たちに柴又でゆったりと過ごしてもらい、アーティストの感性を通じて、駆け足の観光では気付かない地域の魅力を発見してもらおうと企画した。

 国内外の十四人のアーティストが、四階の一部屋ずつをキャンバスに思い思いの「柴又」を描いた。

 四〇四号室は淡い緑を基調に、青や黄色などの色が重なりあう。色の塗られていない部分が残る。作者の美術家、中島麦さん=大阪府茨木市=は「古さと新しさが共存していることからイメージした」と話す。

 四一一号室は画家の加藤美紀さん=さいたま市=が大きな竜などを描いた。帝釈天の竜の彫刻や名木「瑞龍松」からひらめいた。「いにしえから瑞龍松にすむ竜なんです」。ポップなイラスト風や、布を使った造形などもある。

 フーテンのマネジャー、佐藤あずささん(27)は「柴又の感じ方や表現の仕方が十四通りあってすごく面白い」と語る。

 アートルームは六月八〜十日(午前十一時〜午後四時)に特別公開(無料)する。客室の利用は十一日からできる。問い合わせはフーテン=電03(3650)1111=へ。 

 

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