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【東京】

浮世絵見るなら町田に 撮影も一部可、情報発信に力 

写真撮影OKの作品にスマートフォンを向ける入館者=町田市立国際版画美術館で

写真

 「町田に来れば浮世絵が見られる」。町田市立国際版画美術館(原町田四)が、そんなイメージの定着を目指して、浮世絵の企画展示に力を入れている。国内外で人気が高いコンテンツを生かして来館者増に結び付けたい考えだ。 (栗原淳)

 現在、同美術館では「浮世絵モダーン」展(東京新聞など主催)が開催中。「新版画」と呼ばれる大正から昭和初めまでの伝統木版画約二百三十点を紹介しているが、これらの近代の版画は盛んに輸出され、海外にも愛好家が多い。

 会場の一部では、写真撮影が解禁されている。著作権が切れ、所蔵元が許可した作品が対象だ。シャッター音を気にする他の来館者に配慮して展示室の七カ所に限定しているが、美術作品の展覧会では珍しい試み。会員制交流サイト(SNS)などを通じて浮世絵ファンに情報が拡散し、PR効果が表れているという。

 五月には、美術を学ぶ日本人の大学院生が英語で案内するギャラリーツアーを初開催し、外国人の入館者が熱心に耳を傾けた。

 同館は世界的にも珍しい版画専門の美術館で、浮世絵も約二千点を収集。日本の伝統文化を世界へ発信しようと、昨年から「浮世絵プログラム」と銘打ち、所蔵作品を中心とした企画展を開いてきた。

 村瀬可奈学芸員は「二年後の東京五輪・パラリンピックに向け多数の訪日客が見込まれるので、今後も企画展をアピールしていく」と話す。

 同展は十七日まで。次回の英語によるギャラリーツアーは九日午後二時から。予約不要。観覧は一般八百円で月曜休館。問い合わせは、町田市イベントダイヤル=電042(724)5656=へ。

 

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