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【東京】

中野区長選、舌戦始まる 立候補4人が第一声

 中野区長選と区議補選(被選挙数一)は3日告示された。区長選にはいずれも無所属で、元都議の吉田康一郎さん(51)、現職の田中大輔さん(66)=自民、維新推薦=、元区職員の酒井直人さん(46)=立民、国民、自由、社民推薦=、元区議長の市川稔さん(63)の4人が立候補を届け出た。田中さんは公明の中野総支部からも推薦を受けている。共産と生活者ネットワークは酒井さんを支援する。

 中野サンプラザの解体を含めた中野駅周辺のまちづくりや、子育て施策などが争点となる。田中さんは4年前、自ら制定した多選自粛規定を撤回して4選し、今回は5選を目指す。このことも有権者の判断材料の一つとなる。

 区議補選には新人3人が立候補した。投票はいずれも10日午前7時から午後8時まで、区内40カ所で行われる。開票は11日午前8時から。

 2日現在の選挙人名簿登録者数は27万8903人。

 上から届け出順

◆吉田康一郎(よしだ・こういちろう)さん(51)無新 

 民間での経験や都議の実績PR

【略歴】(元)都議・衆院議員秘書▽慶大               

 吉田さんは中野駅北口でマイクを握った。「出生率が全国ワースト四。子どもができたら区から引っ越さなきゃ、と言われるのは悔しく悲しい」として、ゼロ歳児一人当たりに月三万円の育児手当を支給するなどの支援策を掲げた。

 民間で働いた経験や都議七年を務めた実績をアピールし、「その観点からすると、三十年以上続く区職員出身者による区政は鈍感すぎる」と強調。道路幅や一人当たりの緑地面積が都内で下位だとし、「国や都の予算を使えば公園や道路は整備できる。区長として声をあげていく」と訴えた。

◆田中大輔(たなか・だいすけ)さん(66)無現<4> =自 

 区民の思い継ぐ集客交流施設を

【略歴】区長(元)区行政改革課長・介護保険準備課長▽中大院 

 田中さんは、青と白のストライプのシャツに白のズボン姿で中野駅北口に立ち第一声。「最後の区長選。最後にして最大の使命を果たさなければならない」と切り出した。

 中野サンプラザについては「区民が大事に思っているDNAを引き継ぎ、大勢が訪れる集客交流施設を」と主張。ゼロ〜二歳の子どもを家庭で育てる世帯に月二万円の子育て応援券の給付を考えていくとした。

 推薦政党の国会議員や都議らもマイクを握り、田中区政の継続を訴えた。最後にガンバローを三唱して街宣に出発した。

◆酒井直人(さかい・なおと)さん(46)無新 = 国由社

 全廃方針に反対、区立児童館残す

【略歴】(元)区職員▽早大院

 酒井さんは中野駅北口で「区政をここで変えないと大変なことになる」と力を込めた。中野サンプラザの後継施設として上がる一万人規模のアリーナ構想については「なぜ一万人なのか、なぜアリーナなのか説明がない。検証委員会をつくり議論したい」とした。

 子育て支援を一番の課題に掲げ、児童館と区立幼稚園を全廃する区の方針に反対し、民営化が進む区立保育園は「一定数残す」と主張。「この流れを変えるのが区長選」と強調した。

 支援者と握手し、子ども用の椅子が付いた「ママチャリ」で遊説に向かった。

◆市川稔(いちかわ・みのる)さん(63)無新 

 アリーナ構想の必要性明らかに

【略歴】珠算教室室長(元)区議長・都議秘書▽明大院         

 市川さんは同区新井の事務所前で第一声。解体方針が浮上している中野サンプラザについて「ランドマークを手放していいのか」と、現施設を生かす方針を説明。一万人アリーナ構想は「必要性が明らかにされてない」と批判した。

 児童館廃止の方針に反対し、同所に「子ども総合相談窓口」を設置、孤立しがちな子育て世代を支援する機能を担わせるほか、放課後の子どもの居場所としても活用するとした。

 「日々の生活にはすべからく女性の目線が必要だ」と訴え、副区長に女性を起用する意向も表明した。

 

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