東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

都、工業用水道廃止へ 江東など9区 今秋に条例提出

 都は、江東、墨田、荒川区など都内九区で供給している工業用水道の廃止に向け、利用している事業者への説明を始めた。早ければ今秋の都議会に廃止条例案を提出し、来年度以降に四年間ほどかけて上水道に切り替える方針。

 都の工業用水道は、地下水のくみ上げに伴う地盤沈下を防ぐため、一九六四年に供給を始めた。だが、利用は七六年度の六百六十四件から、二〇一六年度の百八十五件へと三分の一以下に減少。団地のトイレなど雑用水としても一六年度は三百五十四件に供給しているが、全体で年五億円程度の赤字という。

 都は、老朽化施設の改修に二千三百億円がかかる一方、廃止による配水管などの撤去は九百億円と試算。需要は今後も減るとみており、上水道に切り替える方向で検討している。都の有識者委員会が近く、廃止すべきだとの提言をまとめる予定。都は四月以降、有識者委での検討状況などを利用者に説明し始めており、安い利用料金が高くなることに懸念の声もあるという。このため、支援策として百億円程度を支出し、上水道への切り替えから数年間は料金を抑え、段階的に引き上げることなどを検討している。 (森川清志)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報