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【東京】

都心彩る江戸装束 日枝神社・神幸祭 元気に「ワッショイ!」

華やかな装束で皇居を練り歩く神幸祭の行列=千代田区で

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 王朝装束の行列が都心を彩り、江戸時代にタイムスリップしたよう−。千代田区永田町の日枝神社山王祭(まつり)は八日が神幸祭(じんこうさい)。日本橋や銀座を含む広大な氏子域で「神霊の巡幸」が行われ、沿道を埋めた多数の人たちを楽しませた。 (原尚子)

 山王祭は京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭の一つとされる。神幸祭は江戸時代に始まり、三代将軍徳川家光が城の楼上で行列を見て以来、みこしの入城が許され、「天下祭」とも称される。氏神が氏子の安否を気遣い、その暮らしぶりを見て回る巡幸の行事で二年に一度行われる。一九三七年ごろから戦争の激化とともに中断していたが、五二年に再開。王朝装束に身を包んだ氏子ら約五百人が、三百メートルにわたって行列をなす。

 梅雨晴れの強い日差しの中、行列は鳳輦(ほうれん)と呼ばれる王朝時代の天皇の乗り物を模したみこしや宮みこし、山車や馬車とともに神社を出発した。靖国通り沿道では、近所の保育園児らが「お馬さんだ」「おみこしが来たよ」と歓声。行列に参加した千代田区立九段小学校の子どもたちが通りかかると、「ワッショイ!」「ソーレ!」と互いに元気な声を掛け合い、祭りを盛り上げた。

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 行列は国会議事堂から皇居、東京駅周辺を回り、日本橋、銀座中央通りを通って夕方、神社に戻った。カナダからの観光客、シャーリー・マパラさん(20)は「クール。偶然見られてとてもラッキー」とスマートフォンで撮影していた。

 山王祭は十七日まで。九日は、永田町会などの山車の宮入りや稚児行列、十日は日本橋、京橋、茅場町、八丁堀の町会みこしがいっせいに繰り出す下町連合渡御がある。

 

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