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【東京】

日本の家、期待込め 民泊スタート「息抜きできる施設に」 

神社の鳥居をイメージし朱色と黒色にリノベーションされた民泊施設=墨田区で

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 住宅に有料で旅行客を泊める民泊が十五日、解禁された。急増する外国人観光客を取り込むため、都内で営業を始めた民泊施設の中には、「和」の雰囲気を打ち出してアピールするところも。事業者からは「ビジネスチャンスと空き家対策になる」と期待の声が聞かれた。一方、都内の自治体では、営業開始をめざし多くの人が届け出に訪れるところもあり、担当者が対応に追われた。 (増井のぞみ、梅村武史)

 東武鉄道グループの東武不動産(墨田区)は、同区押上一に民泊施設をオープンさせた。築五十五年の木造二階建てアパートを二千万円で改装。神社の鳥居をイメージし、外装を朱と黒の姿に変えた。

 二階の客室三部屋は、竹や木を使い障子やすだれを配した「和風モダン」に。一階の空きテナントには日本文化を感じてもらおうと、スナックとラーメン店を誘致した。

 民泊新法では、営業は年間百八十日に限定されるため、残りは月決め賃貸マンションとし大学受験の親子連れらの呼び込みを狙う。岡野敏行取締役(54)は「お客さんが息抜きできる日本の家にしたい」と話した。

 一方この日、区役所や市役所では、事業を始めるために相談に訪れる事業者や個人の姿があった。二十三区で最も届け出が多い新宿区は、保健所に三つ設けた相談用テーブルが満席に。五回目の訪問という区内の不動産会社の男性役員(26)は「手続き中は部屋を貸せない。まずは受理してほしい」と願った。

 八王子市の届け出は十五日現在、五件。うち四件を受理した。すべて戸建て施設という。市の担当者は「できたばかりの制度なので今は状況を見定めている段階」と話す。高尾山など観光資源が豊富で、誘客の拡大などに期待を膨らませる。町田市は同日現在、届け出が十件で、すべて受理したという。

 

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