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【東京】

難民と入管収容者の苦悩訴え 中野・千代田で写真展

 国連の定めた「世界難民の日」の二十日に合わせ、中野区と千代田区で、日本に逃れてきた難民の現状に焦点を当てた写真展が開かれている。ともに在留資格を与えられていない難民認定申請者が拘束されている法務省東京入国管理局(港区)などの収容施設の問題点を指摘している。いずれも入場無料。

 中野区新井一のギャラリー「“meee”Gallery Tokyo」では、日本で暮らす難民の子どもたちが笑顔で花見や運動会を楽しむ姿と、収容施設前で父親らの解放を求める家族の悲痛な姿の対照的な写真三十点が並ぶ。トルコの少数民族クルド人ら難民支援を続けている織田朝日さん(45)が企画した。二十日まで。

 収容施設では今年四月以降、長期収容が原因による自殺や自殺未遂、適切な治療を受けられなかった事実、などが明らかになっている。織田さんは「最近収容者が増え、収容期間が長くなってきている。父親と引き離された母子がつらい生活を送っていることを知ってほしい」と話す。

 千代田区一ツ橋二の一ツ橋画廊での写真展は、難民認定を求めるクルド人の暮らしぶりや、トルコ南東部でのクルド人への迫害を伝える写真、世界各地の難民の写真など四十点を展示。二十四日まで。主催する市民団体の周香織さん(44)は「(法務省は)難民認定申請者は強制送還できないので、長期収容し自ら申請を取り下げさせ、帰国させようとしている」と批判する。(飯田克志)

「収容で引き裂かれた難民の親子のことを知ってほしい」と話す織田朝日さん=中野区で

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「収容施設の問題を理解して」と話す周香織さん=千代田区で

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