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【東京】

赤い三角屋根 再築始まる 旧国立駅舎

現役だった当時の国立駅舍と駅前=2003年ごろ、国立市提供

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 「赤い三角屋根」と呼ばれて親しまれてきた旧国立駅舎を、一九二六年に造られた当時の姿に再築する工事が始まった。市内外へ国立の魅力を伝える情報発信や交流スペースなどとして生まれ変わる。(竹谷直子)

 旧駅舎は、JR中央線の高架化にともない、二〇〇六年に解体されたが、市民から「取り壊さないでほしい」と惜しむ声が集まった。このため、市が木造の駅舎を再築できるように有形文化財に指定。昨年二月、JR東日本から駅南側の隣接地を買い取って再築することが決まった。工事では、解体後に保管されていた部材をできる限り再利用する。

 完成すれば、かつてと同じように、大学通りから「三角屋根」を望むことができるという。

 市によると、工期は二〇二〇年二月まで。費用は約十億五千万円で、うち約一億五千万円は市民からの寄付を充てる。

 市国立駅周辺整備課の清水祐(たすく)さん(30)は「市民の多くの声があって市が動いた。解体して十数年がたち、旧駅舍を知らない人もいるが、復元してまた、国立を代表するシンボルになってほしい」と話した。

掲載されているイラスト(国立市提供)

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◆母親の傘のお迎え、待合室のおしゃべり…

 国立市民の旧国立駅舎の思い出やイラストをまとめた冊子「旧国立駅舎の思い出」を市が作った。

 昨年の市制施行50周年を記念して、作文とイラストを募集。母親が傘を持って迎えにきてくれた思い出や、待合室で友人と話したことをつづった作文、駅舍を行き交う人々を温かい色使いで描いたイラストなど、73人の作品を掲載している。

 巻末では、1926年の国立駅開業からの移り変わりも紹介している。

 冊子は、市役所や図書館など市内7カ所で無料で配布している。

 問い合わせは市国立駅周辺整備課=電042(576)2111=へ。

 

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