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【東京】

ニセ電話詐欺 「キャッシュカード、郵便受けに」 都内で今年23件

 警察官を装うニセ電話で、自宅の郵便受けにキャッシュカードや現金を入れるよう指示され、だまし取られる被害が今年に入り、都内で二十三件、計約二千七百万円分(六月二十一日現在)と相次いでいる。 (福岡範行)

 詐欺グループが、受け取り役の不自然な言動を見抜かれないよう警戒し、顔を見られるのを避けていると、警視庁はみている。多摩地域の一戸建て住宅で被害が目立つという。

 八王子市の八十代の女性宅には五月九日正午ごろ、警察官を名乗る男から「あなたのカードを外国人グループがスキミング(不正読み取り)し、買い物をしているようだ。早急に調べる必要がある」と電話があった。金融庁職員を装う男からも「被害を補償する」と電話があり、「確認のため」として、女性から暗証番号を聞き出した。

 警察官役の男は「犯人グループがあなたの家を見張っている可能性がある。あなたとの接触がばれないようにしたい」と説明。女性は男の指示通り、キャッシュカードや通帳の入った封筒を郵便受けに入れたが、五分後に様子を見に行くと、封筒はなくなっていた。女性は「おかしい」と思い、約一時間後に一一〇番したが、すでに五十万円を引き出されていた。

 警視庁特殊詐欺対策プロジェクトの幹部は「警察官がカードを郵便受けに入れるよう指示することはない。不安に感じたら電話を切って、家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 

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