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【東京】

「再犯させない」独自対策紹介 多摩少年院、大学生向け学習ツアー

スタディーツアーに参加し、グループごとに話し合う大学生ら=八王子市の多摩少年院で

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 多摩少年院(八王子市緑町)は三十日、同院の活動を伝える大学生向けのスタディーツアーを開き、二百四十人が参加した。

 在院する少年百六十八人の入院理由は、詐欺が三割近くで最多。ニセ電話詐欺が特に多く、ツアーでは、その再犯防止に特化した院独自の教育プログラムが紹介された。

 プログラムは一年ほど前から実践し、少年たちに詐欺に加担した原因や当時の人間関係などを段階的に考えさせている。被害者の苦しみを知らない少年が多いことから、被害者が自殺した例があることを伝え、善意につけ込んだ罪の重さに向き合わせているという。少年三人が高校の先輩などの誘いに乗ってニセ電話詐欺をしたことを証言するビデオの上映もあった。

 渋谷区の大学一年金田理子さん(19)は「ちょっとした弾みでやってしまうんだと感じた。詐欺グループとつながりができると再発防止は難しそう」と悩み顔。少年院の法務教官を志望している大学四年片岡祐也さん(21)=町田市=は「特殊詐欺は人ごとじゃない。少年の話を聞き、一緒に考えられる教官になりたい」と語った。 (福岡範行)

 

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