東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

<東京人>東京縄文散歩 哲学者も芸術家も夢中!

都内で唯一見学できる縄文時代のストーンサークル。京王線多摩境駅から歩いて5分=町田市で

写真

 東京国立博物館で特別展「縄文−1万年の美の鼓動」が三日から開催されます。かつて岡本太郎さんや梅原猛さんらが注目した縄文に、今改めて多方面から関心が集まっています。

 哲学者の中沢新一さんは、その著書「縄文聖地巡礼」(坂本龍一さんとの共著)や「精霊の王」で、グローバル化する資本主義を突破する次なる思想として、縄文の思考を掘り起こしています。また、田附(たつき)勝さんと津田直(なお)さんというふたりの写真家も、それぞれの視点で数年前から土器や遺跡を撮り続けています。

 さらに、「土偶女子」や「あおもり縄文女子」ら女性による情報発信も増加。縄文をテーマとするフリーペーパー「縄文ZINE」を発行するグラフィックデザイナーの望月昭秀さんは、「一万年以上続いた縄文時代には、現代の数倍のコンテンツがある。その面白さに気づいていただけたら」と話します。

 ところで、東京には意外と縄文遺跡が多いことをご存じでしょうか? 縄文時代には海岸線だった時期もある京浜東北線沿いから多くの貝塚が発見されています。多摩ニュータウンをはじめとする丘陵部では、膨大な量の土器が出土。豊かな湧水と川に恵まれた武蔵野台地の西部や南側には、多くの遺跡が連なります。

 「東京人」8月号では、縄文好きとして知られる片桐仁さんがストーンサークルのある多摩・町田を、考古学者・石井匠さんが「岡本太郎と縄文」をテーマに渋谷・代官山を歩きます。「縄文ZINE」特別号も収録。東京の縄文人たちはどんな暮らしをしていたのか? その痕跡をたどります。 (「東京人」編集部・山上さくら)

     ◇

 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が8月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報