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【東京】

米軍統治下 沖縄の希望写す 新宿・17日から 故山田実さん写真展

「イシナーグー遊び南風原」=1963年

写真

 戦後の米軍統治下を懸命に生きた沖縄県の人たちをカメラで記録した沖縄の写真家山田実さん(1918〜2017年)の写真展「きよら生まり島−おきなわ」が17日から、ニコンプラザ新宿のTHE GALLERY1(新宿区西新宿)で開かれる。 (古賀健一郎)

 山田さんは旧満州で敗戦を迎え、二年間のシベリア抑留を経験。一九五三年に古里の那覇市でカメラ店を開業した。

 自ら写真を撮る傍ら、米軍統治下の沖縄取材に訪れた木村伊兵衛、濱谷浩ら日本を代表する写真家の案内もした。米軍に反発し本土復帰運動が盛り上がる中、濱谷はむしろ琉球人形の作家、機織り、漁師など庶民の日常にレンズを向けた。「沖縄はどんどん変わる。今のうちに記録しなさい」と諭され、山田さんは島々を回って撮影し始めた。

 写真展では、くつろぐ家族、遊びに熱中する子供らの笑顔、市場の様子など、モノクロ作品約四十点を展示。同展ディレクターの写真史家金子隆一さんは「山田さんは何かを強烈に訴えるのではなく、島の日常に目を向け、人々の思いを浮かび上がらせた。澄んだ目を感じてほしい」と話す。

 三十日まで。日曜休館。十七日、二十八日のいずれも午後七時から、トークイベントあり(無料、申し込み不要)。詳しくは、同ギャラリー=電03(3344)0565=へ。

 

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