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【東京】

よく似た「同門」一騎打ち セクハラ辞職の狛江市長選

狛江駅前で市長選の立候補者の演説を聞く有権者ら=狛江市で

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 セクハラ行為による前市長の辞職に伴い二十二日に投開票される狛江市長選は、かつての共産党員の市長を支えた過去を持つ「同門」二人の一騎打ちとなった。市政の信頼回復が最大の争点となった選挙で、それぞれ違いをどう打ち出しているのか。 (鈴木貴彦)

 「人権無視のセクハラは断じて許せない」。「市民の力でセクハラ・パワハラの根絶を」。前者は自民、公明が推す無所属新人の元副市長・松原俊雄さん(66)。後者は共産、自由、社民、ネットが推す無所属新人の元市議・田中智子さん(60)が遊説で使った言葉だ。

 二〇一二年まで四期続いた共産党員の矢野裕(ゆたか)元市長(71)のもとで、松原さんは企画財政部長や副市長を務めた。田中さんは与党の市議だった。

 田中さんを応援する矢野元市長は「二人とも私と一緒にやったから、公約はよく似ている。私は市民参加と協働の推進条例を誇りを持って作ったが、それは彼(松原さん)にとっても誇りのはず」と話した。松原陣営にも聞くと「(田中さんとは)似ている」とあっさりと認めた。

 そのため、候補者の公約や人柄よりも支援する政党の枠組みが問われている。矢野元市長は、松原さんについて「市議会で前市長のセクハラを追及しなかった自民、公明に推されて出た。市民本位が泣く」と批判。これに松原さんを支援する自民、公明の都議や市議は「相手はセクハラ一辺倒」「再び共産市政に戻していいのか」と訴える。

 有権者は、どう見るか。小田急線狛江駅前で両候補の演説を聞いた会社員の男性(56)は「新市長には狛江の汚名返上とまちの発展に尽力してほしい。人物本位で選ぶ」。市内のパートの女性(47)は「セクハラ防止に積極的に取り組む人に投票したい。もっと具体的な公約を聞きたい」と語った。

 

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