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【東京】

<熱球譜>練習重ね「良き相棒」に 日大鶴ケ丘3年バッテリー・勝又温史投手、斎藤北斗捕手

7回裏、マウンドで汗を拭う日大鶴ケ丘の勝又投手(左)と斎藤捕手

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 サヨナラ本塁打の打球が消えていった左翼スタンドと、マウンドでしゃがみ込むエースを交互に見つめ、日大鶴ケ丘の斎藤北斗捕手(三年)はバッテリーを組んでからの日々を思い浮かべていた。

 捕手になったのは今春。正捕手が肩とひじを痛めたため、強肩を見込まれ抜てきされた。だがプロ注目の勝又温史投手(三年)の快速球になかなか対応できず、捕球に苦労する日々が続いた。

 勝又投手は感情が表に出る強気の性格。返球を受ける態度で不機嫌さが伝わってきた。「相棒として認められたい」。必死に練習した。

 勝又投手はこの日も速球が走っていた。先制を許すと球威はさらに増し、150キロ超の球もあった。打倒、日大三の思いがミットに伝わってくる。2人で練習してきた決め球カットボールの切れ味も抜群だった。

 悔やまれる痛恨の一球は九回。初回に先制弾を喫した3番打者を会心の空振り三振に抑え、良い流れに思えた直後だった。決め球が甘くなり、4番打者に捉えられた。

 「良いキャッチャーだった。ありがとう」。試合後、声を掛けてくれた勝又投手に、「下手くそで、ごめん」と応じたという。

 斎藤捕手は「こんな良い投手の球を受ける機会はなかなかなかったと思う。バッテリーになれて本当に良かった」。右腕と過ごした時間に感謝した。 (神谷円香)

 

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