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【東京】

八王子空襲 悲惨な現実 「平和展〜こどもたちに伝えたい〜」始まる

八王子空襲後の写真などが展示された会場=八王子市で

写真

 戦争の悲惨さや平和の尊さを感じてもらおうと、八王子空襲に関する資料などを紹介する「平和展〜こどもたちに伝えたい この想(おも)い〜」が、八王子市旭町の学園都市センターなどで始まった。市内の戦跡マップも会場で配布している。 (萩原誠)

 八王子空襲があった一九四五年八月二日にちなみ、市民らでつくる実行委員会が毎年開いている。戦跡マップは市が初めて作成。戦災樹木のイチョウ並木、焼夷(しょうい)弾跡の残る大和田橋など十二カ所を写真付きで載せている。

 同センターでは、八王子空襲に関する年表や写真、広島と長崎の原爆被害を記録したパネルなどを展示。市内の小中学生が平和をイメージして描いた絵や、平和に関する絵本なども紹介している。

 空襲体験を聞く機会も設けている。二日は八王子駅近くで空襲に遭った広瀬智子さん(85)が、投下された焼夷弾が斜めの光の線に見えたこと、自宅が焼かれ夢中で高尾の親類の家に向かった体験を語った。広瀬さんは「人々の生活に大きな影を落とす戦争を二度と起こしてはならない。若い人たちに体験を伝えることが、私に与えられた仕事」と力を込めた。

 四日は午前十一時から八王子空襲、午後二時から原爆の体験者が語る。六日は、市内の工学院大学付属中学校の生徒が制作した映像作品の上映と発表などもある。

 八王子駅南口総合事務所では、市内の中学生がつくった平和に関する資料や、高校生による長崎研修レポートなどを展示している。

 同センターと駅南口の展示は六日まで。十一〜十五日は南大沢文化会館でも展示する(十三日は閉館)。入場無料。問い合わせは市総務課=電042(620)7201=へ。

 

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