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【東京】

<つなぐ 戦後73年>戦争振り返り 平和考える 八王子で企画展

戦時中の生活の様子などを紹介する展示=八王子市で

写真

 日本が経験した戦争を振り返る企画展「戦争と八王子」が、八王子市上野町の市郷土資料館で開かれている。九月二十四日まで。戦時中と現在の生活を比べ、平和について考えてもらう狙いで、日清戦争から第二次世界大戦までの当時の様子を、軍用品や生活用品、写真で紹介している。(萩原誠)

 日清、日露戦争関連では軍資金を寄付した人への賞状や、兵士にわたされたメダルなどを展示。日中戦争から太平洋戦争にかけて身近な人々が出征していく様子を紹介するコーナーでは、臨時召集令状(通称・赤紙)、陸軍兵士の軍服と装備品などが見られる。

 正月の新聞の付録として発行された国防すごろく、米が不足した戦時中の食卓を再現した展示、動きやすい服装を勧めているとみられる「決戦です! すぐお袖を切って下さい」と書かれたチラシなどからは、徐々に人々の生活の中に戦争が入り込んでくる様子が伝わってくる。

 八王子空襲から終戦までのコーナーでは、空襲を予告するチラシや焼夷弾(しょういだん)、焼け焦げた教科書、空襲で溶けた硬貨などを展示、戦争の悲惨さを実感できる。太平洋戦争開戦、終戦を伝える当時の新聞などもある。

 担当学芸員の小林央さん(53)は「現在の日本を取り巻く情勢を考えるため、歴史と経験を学んでほしい。興味を持った分野を掘り下げるきっかけにしてもらえたら」と話している。

 十二日は同館ガイドボランティアによる戦争体験の語りと紙芝居、十五日は八王子空襲体験者の語りと紙芝居が、それぞれある。いずれも午後二時〜同三時半まで。事前の申し込みや参加費は不要。開館は午前九時〜午後五時。問い合わせは同館=電042(622)8939=へ。 

 

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