東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

<夏の甲子園>日大三、4強 鮮やか逆転

下関国際−日大三 逆転勝ちで4強進出を決め、喜び合う日大三ナイン=甲子園球場で

写真

 粘りの野球が実を結び、鮮やかな逆転劇で4強入りを決めた−。第100回全国高校野球選手権大会14日目の十八日、日大三(西東京)は準々決勝で下関国際(山口)と対戦し、3−2で勝利した。2点を追う八回裏、連打で同点に追い付くと、一気に1点を勝ち越して試合を決めた。準決勝は二十日の第1試合で、大会屈指の右腕、吉田輝星投手(三年)を擁する金足農(秋田)と対戦する。

 先手は、下関国際に取られた。二回表、3四球を与えた2死満塁の場面、中前打で先制を許したが、中堅手柳沢真平選手(三年)が本塁を狙う二走を好返球で刺し、追加点を許さない。日大三の応援団がいる一塁側アルプス席からは、チームを救うプレーに「おおー」という大きな歓声と拍手が湧き起こった。

 三回表には河村唯人投手(同)が登板。先頭打者に安打を浴びるも後続を断つ。四、五回表はともに三者凡退とするも、六回表に連打で1点を追加された。一方、日大三打線は相手エース鶴田克樹投手(同)の前に沈黙。六回裏まで無安打に抑えられた。

 スタンドでは応援団長の溝上慶さん(同)が「フレーフレー三高!」と声をからす。「接戦は想定内。河村投手が踏ん張っているので、打線の援護を期待したい。少しでも選手に力を与える応援をします」と反撃を待ち望む。

 打線は八回裏につながった。先頭の飯村昇大選手(同)が中前打で塁に出ると、柳沢選手が右翼線を破る二塁打で続き、無死二、三塁のチャンス。ここで代打の高木翔己選手(同)が中前打を放ち、2点を挙げて同点とする。さらに、2死三塁で3打席抑えられていた日置航主将(同)が執念の右前適時打。逆転を果たす。

 同点の本塁を踏んだ柳沢選手の父・一郎さんは「久々のスタメンで監督の期待に応えてくれた。ほめてあげたい」と喜んだ。

 九回表、河村投手が最後の打者を三振に取ると、逆転勝利に沸く応援団は抱き合い、「よくやった!」との声も飛んだ。 (鈴木弘人)

◆監督・主将談話

<日大三・小倉全由監督> ノーヒットノーランの心配もしていたが、よくヒットをつないでくれた。河村が最少失点で抑えてくれたことが一番。

<同・日置航主将> 集中力や執念を持って練習してきた成果が最後に出た。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報