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【東京】

荒川のミニコミ紙「すまいるたうん」 地域に支えられきょう400号

ミニコミ紙の発行責任者、鬼塚佳代子さん(前列左)ら発行に関わる人たち=荒川区で

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 荒川区の街の情報を満載したミニコミ紙「すまいるたうん」が、二十五日発行分で四百号の節目を迎える。十二年間、地域の歴史や話題の人物らを幅広く取材し、発信してきた。当初から発行責任者の鬼塚佳代子さん(61)は「多くの人に支えられ、続けられて幸せ」と、節目を迎えた喜びを語る。 (中村真暁)

 二〇〇六年六月、区内の東京新聞南千住専売店のミニコミ紙を復活させて創刊。現在は月二回、B4用紙の表裏に記事を載せ、同店と、近くの東京新聞南千住東口の店が朝刊に折り込んで無料で配布している。地元の図書館でも入手できる。

 鬼塚さんがメイン記事を執筆し、地元店舗や警察署からの情報を掲載。東京新聞したまち支局長が寄稿した時期もある。十日発行の三百九十九号では、西日本豪雨被災地に派遣された荒川区社会福祉協議会の男性を取材し、土砂災害に遭った地域の現状を伝えた。

 筆者はみなボランティアで、コラムを寄せるメガネ店主の佐藤祐一郎さん(43)は「よく読まれ、読者から話し掛けられたこともある」と語る。地元の風習などを紹介している南千住駅前コツ通り商店会の杉山六郎会長(82)は「地域を知らない人が多い中、街に入り込んで伝える大きな役割を果たしている」と発行の意義を強調する。

 鬼塚さんは「どうすれば取材時の感動を読者に渡せるかと考えてきた。身近な情報は人々に受け入れられやすく、これからも続けていきたい」と意気込む。

 四百号は、戦没者の遺骨収集を硫黄島で体験した若者を特集する。過去の紙面は、鬼塚さんが副代表を務めるNPO法人「粋と縁」(荒川区)のホームページから閲覧できる。

 

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