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【東京】

「都とのつながり、分かりやすく」 首都大から「都立大」へ 島田理事長に聞く

改名は「新生都立大のスタート」と話す島田晴雄理事長=新宿区内で

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 2020年4月から、名称をかつての東京都立大学に変更すると発表した首都大学東京。運営法人の島田晴雄理事長(75)は本紙のインタビューに応じ、「都とつながりがある大学だと誰が見ても分かりやすくなる」と改名の狙いを述べた。主なやりとりは次の通り。 (榊原智康)

 −どんな思いで改名を決断したのか。

 新しい時代をつくるための覚悟を表明したということだ。

 −開学から十五年で校名が戻ることに、首都大としての取り組みが失敗したと受け取られかねないとの指摘がある。

 全然、失敗ではない。いろいろなデータで見てもらえば分かるが、首都大は着々と進歩してきた。名前を元に戻すということではなく、都立大と改名することで、都とつながりがある大学だと誰が見ても分かりやすくなる。都との連携も強まり、(重点を置く)都市研究ももっと深く進められる。

 都立大の復活ではなく、新生都立大がスタートするということ。新時代の都立大として、国際化などをもっと進めていきたい。

 −大学の基本理念なども変えるのか。

 首都大の大きな特徴は、都市研究を掲げていること。都市問題の解決という大学に課せられたミッション(任務)はぶれていない。基本理念などを変える必要はないのでは。

 −首都大は知名度不足が指摘されているが、改名で知名度は上がるか。

 知名度不足の問題は何年にもわたって言われていて、学生へのアンケートでも改善を求める項目でトップだった。学生がずっと悩んでいるのは痛々しかった。東京都立大というのは堂々たる名前で、知名度は上がると思う。

 −改名に伴い、必要となる経費はいくらぐらいになるのか。

 そこはまだ検討していない。

<しまだ・はるお> 慶応大卒、米ウィスコンシン大大学院博士課程修了。国際派のエコノミストとして知られ、慶応大教授、富士通総研経済研究所理事長、千葉商科大学長などを務めた。2017年4月から現職。

 

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