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【東京】

東大の「?」聞いたよ 文京の小学生たち フリーペーパーで取材

沖大幹教授(奥)を囲んで東大の話を聞く子どもたち=文京区で

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 東大のお堅いイメージは幻想? 地域情報を集めたフリーペーパー「MITAMIYO(みたみよ)!!」の取材で、文京区の小学生8人が東京大本郷キャンパス(本郷7)を訪れた。教授らに歓待された子どもたちは積極的に質問。地元にある最高学府の歴史や研究の奥深さに触れた。 (中村真暁)

 子どもたちは先月二十七日に取材。大学側の案内役は、国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構の沖大幹教授(53)。舌をかみそうな名称だが、地球規模で持続可能な社会を目指す研究の内容から食堂の特徴まで、多彩な話題を分かりやすく説明した。

 教授の柔和な表情に、メモや撮影をしていた児童は次第に緊張が解けていき、「どうして教授になろうと思ったの?」「東大生はなぜ頭がいいの?」といった素朴な問いをぶつけた。中には、沖教授の似顔絵を描き始める子どもも。

 区立関口台町小五年の東鷹之介君(10)は「東大の人だから緊張するかなと思ったけど、沖先生は明るく、話しやすかった」と笑顔。区立青柳小六年の久須美陽央(はるお)君(11)は「東大生は勉強ばかりの印象だったが、クイズ王など自由な学生が多いと分かった」。沖教授は「みな興味津々。門で隔てられた大学との垣根をなくすきっかけになれば」と期待した。

 「見た? 見ようよ!」という意味の「MITAMIYO!!」は、デザイナーや美大生による「クリエイターチームカラフル」が企画し、昨年三月に創刊。子どもたちが取材や執筆を担い、大人がレイアウトする。児童が取材を通して地域を発見する取り組みは、先月発表のキッズデザイン賞(NPO法人「キッズデザイン協議会」主催)の受賞も決まった。今回の取材は、十一月に発行する第三号向け。小学生十四人が参加、本郷地区の老舗金魚店や明治時代から続く食堂などを取り上げる。

 カラフル代表の浅井由剛(ゆうごう)さん(51)は、「子どもたちには歴史が積み重なった本郷の街を体感してほしい。渾身(こんしん)の力を込めないと人には伝わらず、タイトルや絵、文章などを通じて伝える力、クリエイティビティ(創造性)を育てたい」と話す。第三号はB5判、三十二ページを予定。三千部を区役所や取材先の店舗などで配布する。

 

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