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【東京】

市場営業最終日まで1カ月 築地関係者、慌ただしく

暴力団排除宣言を読み上げ、結束を誓う協議会のメンバーら=中央区の築地市場で

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 築地市場(中央区)の営業最終日(10月6日)まであと1カ月と迫り、関係者の動きが慌ただしさを増している。5日には、反社会的勢力の介入を防ぐ都と解体工事業者の協議会が発足した。一方、豊洲への移転延期を求める仲卸業者有志らによる都への要望書提出という動きもあった。 (榊原智康、森川清志)

 都と工事業者は、十月から始まる築地市場の解体工事で暴力団など反社会的勢力の介入を防ごうと、「暴力団等排除協議会」を設立した。

 協議会は、工事の発注者である都と受注業者の三十二社で構成。工事に反社会的勢力が介入するのを防ぐため、警視庁などと連携し、情報の共有や啓発活動に取り組む。この日は築地市場で設立総会があり、都や警視庁、受注業者の関係者ら約五十人が出席した。

 協議会の会長に選ばれた都中央卸売市場の長嶺浩子事業部長は「(暴力団などは)下請けでの参入や弁当の販売、工事への苦情による金銭要求など資金獲得のため、あらゆる手段を講じてくることが予想される」と説明。「不当要求は断固として拒否する」などと暴力団排除宣言を全員で読み上げた。

 都によると、豊洲市場(江東区)に移転する築地市場は最後の営業を終え閉場後、十月十一日から解体工事が始まり、二〇二〇年二月末まで続く。工事と並行して、二〇年東京五輪・パラリンピックに向けて、環状2号や選手らの輸送拠点の整備を進める。

記者会見する築地市場営業権組合の共同代表ら=都庁で

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◆営業権組合など「豊洲開場延期を」 知事に要請書

 仲卸業者の有志らでつくる築地市場営業権組合と築地女将(おかみ)さん会は、農林水産相への認可申請を取り下げ、豊洲市場の開場延期を求める要請書などを小池百合子知事あてに提出した。

 組合などはこの日、都庁で記者会見。豊洲市場に土壌汚染は残っており、駐車場が不足している上に、使用料は築地より高くなる、などとして、「強引な移転は受け入れられない」と訴えた。移転は営業権の侵害で違法だとも主張し、意見交換や交渉を都に求めた。

 

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