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【東京】

東日本大震災「風化させない」 岩手・大槌描く舞台 12日から新宿で公演

稽古に励む演劇のメンバー=中野区で

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 東日本大震災の被災地、岩手県大槌町を舞台にした演劇「希薄」が12〜17日、新宿・サンモールスタジオで上演される。脚本・演出を手掛けた日野祥太さん(29)は「震災を風化させたくない」と作品に込めた思いを話す。 (渡辺聖子)

 作品は、津波にのまれた幼なじみの男女の友情を軸に、人々の孤独と葛藤を描く。日野さんが主宰する演劇ユニット「ナナシノ()(かっこ)」の公演。

 東京で避難生活を送る東北出身者に体験談を聞いて書き上げた。「当事者ではない僕たちが描いていいのか葛藤もあったが、そういう目線も必要だと思った」と日野さん。実家のある大阪府枚方市が大阪府北部地震で被災したことに着想を得たという。

 「災害はひとごとだと感じていた」というが、西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町に一人で入り、物資を届け、片付け作業を手伝い、災害の現場を目の当たりにした。このような経験も作品づくりに生かしたという。

 計十一回公演。チケットは四千円。十二〜十四日は三千五百円の回もある。予約はhttps://www.quartet-online.net/ticket/kihakuから。問い合わせはnanashinokacco@yahoo.co.jp

 

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