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【東京】

上智大生殺害事件から22年 父親ら解決願い「橋渡し」

情報提供を呼び掛ける小林順子さんの父賢二さん(右)=9日、京成電鉄柴又駅前で

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 葛飾区で一九九六年、上智大四年の小林順子さん=当時(21)=が刺殺され、自宅が放火された事件は未解決のまま、九日で発生から二十二年となった。小林さんの父賢二さん(72)らが同日、京成柴又駅など現場周辺の二駅で、情報提供を呼び掛けるチラシ約千五百枚を配った。

 殺人事件の被害者遺族でつくる「宙(そら)の会」などの約二十五人が事件発生時間帯の午後三時半から一時間、事件解決への「橋渡し」の願いを込めた割り箸を添え、通行人らにチラシを配って協力を呼び掛けた。

 賢二さんは「事件当日のことは、いまだに鮮明に克明に記憶している。まだ埋没している情報はあると確信している。ささいなことでもかまわないので情報提供してほしい」と訴えた。

 参加者の中には、二〇〇四年九月九日に愛知県豊明市の住宅で加藤利代さん=当時(38)=と九〜十五歳の三人の子どもが刺殺、放火された事件の遺族で、加藤さんの姉・天海としさん(56)の姿もあった。天海さんは「(小林さんとは)事件があった日も同じで、同じ放火殺人。小林さんのあきらめない姿に何度も励まされてきた。ともに解決させたい」と語った。

 事件は九月九日夕、発生。小林さんは自宅二階で手足を縛られ、首を刃物で刺されるなどして殺害された。自宅は放火されて全焼した。

 警視庁の捜査本部はこれまでに延べ約十万七百五十人の捜査員を投入。千四百件余りの情報が寄せられたが犯人特定には至っていない。情報提供は捜査本部=電03(3607)9051=まで。(木原育子)

 

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