東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

豊洲市場開場まで1カ月 「市場関係者と協議の場を」

村松明典市場長(左)に要望書を手渡す豊洲地区町会自治会連合会の小安勤会長=都庁で

写真

 築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の開設が認可されたことを受け、1カ月後の開場を見据えた動きが慌ただしさを増している。豊洲の地元関係者は11日、地元と市場関係者が協議する場などを都に要望。10日の都議会経済・港湾委員会では、安全性をどうPRしていくかなどを審議した。 (梅野光春)

 豊洲地区町会自治会連合会の小安勤会長(71)は十一日、都庁で村松明典市場長に要望書を手渡した。市場敷地の土壌汚染問題で、豊洲のイメージが悪化したと指摘。風評をなくすため都が手を尽くすよう求めた。

 また、開場前に都と地元住民、市場関係者らで協議する場を設置するよう要請。小安会長は取材に「新市場と地元住民が共生し、同じ立場で盛り上げたい。都側も真摯(しんし)に受け止めてくれた」と話した。

 土壌汚染などは、十日夜の都議会経済・港湾委でも議論された。小池百合子知事は七月に安全・安心を宣言したものの、委員からは「安全性をもっと発信すべきだ」との声や、安全性を疑問視する意見も出た。村松市場長は「今後もさまざまな場で、安全・安心をPRしたい」と答えた。

 都は、豊洲市場で二〇二三年度に約六十万トンの水産物を取引すると試算しているが、委員からは「築地の取引量は年間四十万トンほど。過大な事業計画だ」との批判も。都の担当者は「衛生環境の改善などで、市場取引を活性化させる」と試算の正当性を主張した。

 国が開設を認可したことに、築地東京青果物商業協同組合の泉未紀夫理事長(69)は「必ず認可されると信じていた。粛々と移転を進め、豊洲で商売して結果を出す」と歓迎。土壌汚染には「都の専門家会議が安全だと発表している。大丈夫だ」と強調した。

 移転に反対する築地市場営業権組合の宮原洋志共同代表(67)は「都などに土壌汚染や市場内で発生するカビ、駐車場不足などの問題を指摘してきたが、改善されたとは思えない。課題山積のまま認可された」と批判した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報