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【東京】

「赤い鳥」創刊100年を記念 ゆかりの新宿・稲荷鬼王神社で当時の児童雑誌展示

新たに展示する大正、昭和初期の児童雑誌を手にする氏子総代長・植木智一郎さん=新宿区で

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 新宿区歌舞伎町の稲荷鬼王神社の境内で、地元ゆかりの児童文学雑誌「赤い鳥」や同時代の児童雑誌の展示が始まった。

 同神社では十六、十七日の例大祭にあわせ、九年前から地元ゆかりの作家や映画に関連した展示を行っている。一九一八年(大正七年)に雑誌「赤い鳥」を刊行した「赤い鳥社」もかつては神社の近くにあった。そんな縁から、毎年、神社所有の「赤い鳥」百九十六冊の表紙と一部内容のコピーを展示してきた。

 今年は「赤い鳥」百周年を記念し、大正、昭和初期の児童雑誌の「金の船」(二四年)、「小学五年生」(二五年)、「ラヂオ・子供のテキスト」(三四年)の三冊も紹介している。

 この三冊は今年寄贈されたもので、当時の子どもたちの生活、好みはもちろん、ニュースや世相も記されている。「ラヂオ…」は子ども番組の紹介や放送の裏話が掲載されており、幼児向けテレビ誌の原型といえる。

 旧西大久保村(現在の歌舞伎町や大久保)に住んでいた作家の小泉八雲の英訳本や、島崎藤村の詩集、童話も展示されている。

 氏子総代長の植木智一郎さん(80)は「歌舞伎町というと『人が住んでいるの?』と言われるが、昔は文化人が住んでいた町だったんです。それを知ってもらいたい。また最近は外国人観光客も増えたので日本文化に触れるきっかけになれば」と話している。十八日まで。入場無料。 (宮崎美紀子)

 

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