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【東京】

「総力挙げ市場作り」 豊洲開場まで1カ月

市場関係者らを招き開かれた豊洲市場の開場記念式典。中央はあいさつする小池百合子都知事=江東区で

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 豊洲市場(江東区)の開場まで一カ月を切った十三日、築地市場(中央区)からの移転を決めた市場関係者ら約九百人が出席し、記念式典が開かれた。小池百合子知事の移転延期表明から約二年。曲折を経て迎える開場だが、市場関係者からは都への注文とともに、豊洲の活性化に向けた前向きな声が出ていた。 (神野光伸、石原真樹)

 「豊洲市場開場は長年にわたるさまざまな議論、調整を経て実現した。豊洲市場は築地ブランドの伝統を引き継ぐとともに、日本の中核市場として、世界も見据えた食文化の発信拠点として育てていきたい」。式典であいさつした小池知事は意気込みを語った。

 豊洲市場を巡っては、建物下に土壌汚染対策の盛り土がなく、地下水の汚染も判明した。土壌汚染対策の追加工事は七月に完了。知事が安全を宣言した。

 だが、今月十一日には敷地内でひび割れが発覚、一部に不安視する声も。築地市場の業界団体で構成する築地市場協会の伊藤裕康会長は「安全に対する認識を都にはしっかりもってほしい」と注文を付けつつ、「二年間のマイナスは簡単には埋めきれないが、それぞれの業界の知恵と力を発揮し、総力を挙げてしっかりとした市場を作り上げていく」と決意を語った。

 地元の豊洲町会は十一日、土壌汚染問題による街のイメージダウンを招かないよう都に求めた。都に対し区が市場の受け入れ条件にしていた観光拠点の整備も開場に間に合わず、地元の活性化は見通せない。

 町会の小安勤会長は、都と地元住民、市場関係者による協議の場の設置を要請。「豊洲の開場はまだまだスタート地点。地元と都、市場関係者が一緒になって、豊洲を盛り上げたい。そのために皆で課題を洗い出していければいい」と話した。

 

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