東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

手書きの申請書 AI活用 港区で運用始まる

 港区は、手書きの申請書を読み取り、人工知能(AI)を活用してテキストデータに変換するシステムを導入し、今月から運用を始めた。AIと組み合わせた文字認識システムの実用化は二十三区では初めてで、総務省によると「全国的にも珍しい」という。当面はコミュニティバスの利用申請業務で使用し、成果が得られれば、各種申請に拡大する方針だ。 (山田祐一郎)

 区によると、手書き文字を認識するシステムはこれまでにもあったが、文字の認識精度は50〜70%程度だった。今回、AIと組み合わせることで、精度が約90%に向上したうえ、学習させることで、今後も精度を高めることができるという。

 区はソフト購入費などとして約千四百万円でシステムを導入。区のコミュニティバス「ちぃばす」の無料乗車券申請で使用している。手書きの項目が、住所、氏名、生年月日などと少なく、乗車券の有効期限の九月末までに申請が集中するために導入した。例年約一万三千件の申請を入力していた職員の作業が削減されることになり、年間約九百時間の業務量削減が見込まれる。

 港区では、今年五月から区役所内の会議の議事録をAIが自動で文書化している。また、AIで保育所の入所を選考する実証実験も行っており、今後、導入するか検討している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報